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​山口史男

 ”時”というものを大切に生きていたいと思っています。私たちは、時の流れの中に組み込まれて、毎日を送っているのですが、その流れは物理的に、まったく等質に動いているにもかかわらず、どこか濃淡があるように感じます。ある時は流れが止まったかのようだったり、また激流のように通り過ぎたり、時間に翻弄されて過ごしているようです。私たちの意志の力でどうすることもできない時間を、意識して大切にするということは矛盾しています。しかし、心を決める時ということもあります。自分の意志で自分のあり方を変えることができる時があります。その決断の仕方に、その人その人の生き方が表れるともいえます。

 66歳になりますが、まだ迷ってばかりで、いつも”今、何をすればよいのだろうか”What shall I do?と問いかけながら生きています。

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